Fingerboard processing

Fingerboard加工
◽️ フレット撤去 指板を9.5Rに

下の写真が私が使用している工具一式です。木のカマボコみたいなサンディングブロックに紙やすりを巻いてコツコツと指板を希望するRに削っていきます。

🔼 Sound Houseで大体は購入できます。

⚪️ 1. フレット撤去

フレットの上にハンダコテだとかで熱し、フレットと指板の隙間にデザインカッター等で接着を剥がしてから専用工具でフレットを抜くのがよいらしいです。

なんらかんらとフレットを抜く時、指板の隅の方にササクレが起きてしまいますが、私はエポキシボンドで削れ部分に塗って乾燥後サンドペーパーで滑らかにさせていきます。
私の場合はサンドブロックに紙ヤスリの600番〜1500番〜2000番で最終的に指板を9.5R(写真3)まで削ってきます。

⚪️ 2. ミディアムワイドフレット

🔼 こいつの出番です。以前はトンカチでぽトンカチでポコポコ叩いてフレットを差し込んでいましたが、現在はこの機械を使用しています。便利です。

私の持っているギターは工具の関係も若干はありますが、フレットは全てR=2.6〜mmのミディアムワイドにしております。最近はジャンボフレットを好んで購入していますが。

⚪️ 3. フレット打ち完了
⚪️ 4. フレット擦り合わせ準備

はみ出たサイドのフレットの切断とバリ取りと、フレットの擦り合わせがなんらかんら一番時間使う作業かと私は思いますね。

⚪️ 5. フレット単体擦り合わせ調整
 

たまに何箇所か飛び抜けてる高いフレットは個々に削っていき、最終フレットの擦り合わせが終わりましたら、1フレットづつコンパウンド等で磨きをかけていきます。

⚪️ 6. 番外編その1

今はワシントン条約の関係でなかなか海外からローズウッドのネックは購入が難しくなりましたが、それ以前に新品9.5Rのローズウッドのネックも輸入したし〜、Wilkinson Roller Nutも取り付けたし〜、ボディとの接合部分も決まったし〜、さあ〜ボディに取り付けようとしたところ、ネックプレート止めネジの一本が見事に破壊!途方にくれた私を助けてくれたのは3枚目の写真の『ネジザウルスGT』!あったら便利な工具です。

⚪️ 7. 番外編その2

ネック自体のよじれ?ねじれ?波打ち?ちゅうんでしょうか、トラストロッド調整でも1弦側は逆反り、6弦側は順反りとどうしようなくなったネックがあったのですが、ネットで対処方を探しているうちに、下の写真の様な方法で直せる場合あり!と出ていたので、善は試せで一ヶ月ちょい写真のように放置しておきました。因みにスポットは消しておきましたが…。結局のところ上手くはいかず指板を削りました。